受験が近づくほど、「勉強しなければ」と思っているのに始められない日が気になります。気持ちが整うのを待つだけでなく、取りかかる作業をあらかじめ決めておくと、始め方に迷う時間を減らせます。今回は、大学受験生が試せる三つの工夫を紹介します。
1.最初の課題を、終わりの見える大きさにする
「英語を一時間」より、「昨日覚えた単語を十語確認する」のほうが、最初の動作がはっきりします。教材を開くページまで前日に決めておきましょう。難しい問題に挑戦する前に、基本事項を確かめる作業を置く方法もあります。
例えば数学なら、例題を一つ読み、解説を閉じて同じ手順を自分で再現します。最初から全部解けなくても、どこまではできたかがわかれば、先生への質問を具体的にできます。
2.時間だけでなく、できた内容を記録する
勉強時間の記録は役立ちますが、それだけでは次の課題が見えにくいこともあります。「英単語を十語確認、三語は明日再確認」「二次関数の例題を解き直し、平方完成で止まった」と短く書いてみましょう。
- 今日終えた課題を一つ書く。
- 自力でできなかった箇所を一つ残す。
- 翌日の最初の作業を決める。
記録は人と比べるためではありません。昨日の自分から何が変わったか、何を戻って確認すればよいかを知るために使います。
3.休憩に入る前に、戻る場所を決める
休憩のあとで「何をしよう」と考えると、再開が遅れがちです。教材に付箋を貼り、「次はこの一問」と決めてから席を離れましょう。休憩時間は自分の状態に合わせて区切り、通知や動画を見続けて戻れなくなる場合は、スマートフォン以外の休み方を選びます。
一週間ごとに、続けられる量へ調整する
予定を三日続けて終えられなかったら、根性の問題と決めつけず、量や難しさを見直します。学校の課題、通塾、部活動などを含めて、実際に使える時間を数え直しましょう。優先する科目と、今週はいったん減らす課題を決めることも計画の一部です。
保護者の方は、勉強を始めた事実や質問を用意できたことなど、見えた行動について声をかけてみてください。落ち込みや疲れが長く続く場合は、学習計画だけで抱え込まず、身近な大人や専門家への相談も検討しましょう。
松阪市・明和町で学習相談をお考えの方へ
石井進学塾への相談では、今使っている教材や最近の答案をもとに、どこから始めるかを整理できます。目標を大きく増やす前に、毎日戻ってこられる最初の一問を見つけましょう。