「勉強したの?」と聞いたら、会話が終わってしまう。成績の話をすると親子で言い合いになる。受験期には、心配しているからこそ言葉が強くなることがあります。今回は、家庭で話しやすい場を作るための声かけと、学習を支える役割の分け方を考えます。
助言の前に、話してよいかを確かめる
帰宅直後や勉強の途中で質問を重ねるより、「今日のことで話したいことはある?」「今、少し聞いてもいい?」と入口を作ってみましょう。本人が話したくないときは、今すぐ答えを求めず、別の時間にする方法もあります。
話し始めたら、途中で正解を示すより、何に困ったのかを最後まで聞きます。「その問題が難しかったんだね」「結果を見て悔しかったんだね」と、聞き取った内容を返すだけでも、話のずれを確かめられます。
評価より、具体的に見えた行動を伝える
「頑張っているね」だけでなく、「昨日わからなかった問題を先生に聞けたんだね」「間違えたところをもう一度解いていたね」と、実際に見えた行動を伝えます。成績の変化がまだ小さくても、次につながる作業について話せます。
- 「まだ終わらないの?」を「どこで止まっている?」に変える。
- 「絶対に合格しないと」を「今週、何を先に進めようか」に変える。
- 「あの子はできている」を「前回と比べて、できたことはある?」に変える。
同じ言葉でも受け取り方は違います。決まった声かけを繰り返すより、本人がどう感じたかを確かめながら使ってください。
次の行動は、本人が選べる形にする
「今日は英語と数学のどちらから始める?」「質問をまとめるのと例題へ戻るのと、どちらがよさそう?」など、現実的な選択肢を置きます。保護者が予定を全部決めるのではなく、本人が決めたことを一緒に確認しましょう。
家庭と先生の役割を整理する
家庭では、食事や休息、静かに取り組める場所などを支え、解き方や科目の優先順位は先生に相談する方法があります。親子だけで学習上の問題を解決しようとして苦しくなったら、答案や教材を持って第三者に相談してください。
週に一度、短い確認の時間を作る
- 今週できたことを本人から一つ聞く。
- 困っていることを一つ確認する。
- 来週の最初の課題と、必要な手助けを決める。
確認の時間が毎回説教になってしまうときは、時間を短くする、聞く内容を一つにするなど、やり方そのものを見直します。
受験期の相談先として
石井進学塾は、松阪市・明和町の生徒と保護者の皆さまに向けて学習情報をお届けしています。学習の進め方に迷ったら、現在の状況と本人の希望を整理して、個別相談をご利用ください。