夏の終わりが近づくと、受験生の心も体も少しだけ整い始めます。私たちの塾は、松阪市で長く支えてきた経験の中で、睡眠・食事・生活リズムの一つ一つが学力に直結することを多くの保護者と生徒の声から実感しています。ここでは、夏休みの終わりに特に整えるべき生活習慣を、難しくなく、すぐ実践できる形でお伝えします。焦らず、私たちと一緒に一歩ずつ整えていきましょう。
夏の終わりに整える睡眠の質と規則正しいリズムを具体的に実践する方法
- 起床時間を固定する。休日も平日と同じ時間に起きる習慣をつくる。
- 朝日を浴びる。窓を開けて自然光を取り入れるか、外で10〜15分の散歩を取り入れる。
- 就寝前のルーティンを決める。スマホは1時間前には置く。代わりに読書や軽いストレッチを取り入れる。
- 寝室の環境を整える。暑すぎず、涼しすぎず、暗めの照明。睡眠の質を高める温度はおおむね18〜22度。
- カフェインのタイミングを意識する。14時以降は控えめに。家族で約束を作ると続きやすいです。
- 昼寝は20分程度。午後2時〜3時の時間帯が目安です。長さを超えると夜の眠りが浅くなります。
- 眠る前の呼吸法を取り入れる。4秒吸って4秒吐く腹式呼吸を5分程度行うと、リラックスして眠りに入れます。
- 睡眠日誌をつける。就寝時刻・起床時刻・眠りの質を3行で記録。振り返りの材料になります。
夏休み明けの受験生を支える栄養・食事のポイントと実践的方法
- 朝食はタンパク質を中心に。卵、ヨーグルト、納豆、豆腐など。眠っていた体にエネルギーを補給します。
- 昼食はバランスを意識する。主食・主菜・副菜・野菜をそろえる。糖質とタンパク質の両方を適度に取ると、午後の集中力が逃げません。
- 夕食は軽めに。消化に良い食材を選ぶ。睡眠の質を下げないことが大切です。
- 間食は賢く選ぶ。ナッツ、ヨーグルト、果物など、血糖値を安定させるものを中心に。
- 水分をこまめに摂る。1日1.5〜2リットルを目安に、こまめに水分補給を。
- 栄養のタイミングを意識する。勉強前には軽いタンパク質と炭水化物を取り、エネルギー源を確保する。
- 鉄分とビタミンを意識する。鉄分はほうれん草・赤身の肉・魚介類、ビタミンは緑黄色野菜や果物で補給。
- 週の献立を前もって決める。前日または日曜に買い物リストを作り、栄養バランスの取れた食事を組み立てると楽です。
受験勉強と学校行事・部活を両立しつつ、効率的に進める1日の具体的なスケジュールと休憩のコツ
忙しい日でも、短いブロックで集中と休憩を繰り返すと、効率はぐっと上がります。無理をしすぎず、習慣化を大切にしましょう。
- 1日の基本ブロックを作る。学習は50分+10分休憩のリズムが目安です。集中の波を作り、休憩でリセットします。
- 学校行事・部活の時間を前提に、学習時間を確保する。放課後の部活後に60〜90分の学習を計画します。
- 朝の時間を活用する。部活がある日の朝練前後に15〜30分のミニ学習を入れると、ダラダラ時間をなくせます。
- 休憩の質を高める。散歩・ストレッチ・軽い体操・深呼吸を取り入れ、心身をリセットします。
- 優先事項を3つに絞る。1日で達成したい目標を紙に書き、毎日チェックします。
- 勉強と学校生活の記録をつける。うまくいった日、反省点を短く書き出すと、次の日の改善が進みます。
- 休息日を作る。週に1日は完全に学習を休み、心と体を回復させましょう。リフレッシュが最短の近道です。
1日の例として、下のような流れを参考にしてください。あなたの学校行事・部活の時間で微調整してOKです。
- 6:30 起床。軽い体操と水分補給。
- 7:00 朝食。タンパク質を取り、エネルギーを蓄える。
- 7:30 出発準備。身支度と持ち物チェック。
- 8:00-12:00 学校の授業。集中して受けるよう心がける。
- 12:00-13:00 昼食。しっかりと栄養を補給。短い休憩でリセット。
- 13:00-15:30 授業・学校行事。部活がある日は15:30以降に部活へ。
- 16:00-18:00 部活 or 自習。部活の日は部活後に自習を60分程度。
- 18:30-19:30 夕食。軽めに済ませ、消化を妨げない。
- 20:00-21:30 学習ブロック。50分学習+10分休憩を2回程度。
- 21:30-22:00 眠りの準備。日誌と翌日の準備を短く記入。
このリズムを軸に、夏休み明けの新しい日常を作っていきましょう。焦らず、少しずつ、体と心の声を聴きながら調整してください。
私たちが大切にしている視点
睡眠・栄養・休憩は、勉強の質を高める三本柱です。学習の前提として、メンタルケアも欠かせません。私たちは、個別指導の中で「今、この生徒さんに最も必要なサポートは何か」を丁寧に把握します。定期テスト対策や推薦・AO入試の準備とも連携させ、生活習慣の改善が学力向上へとつながるよう、寄り添いながら進めていきます。
夏の終わりは、新しい習慣を始める絶好の機会です。大切なのは「小さな一歩を積み重ねること」。今の生活を少しだけ見直して、明るい未来へ踏み出しましょう。