「この勉強は将来、何の役に立つのだろう」。受験勉強を続ける中で、そう感じることもあるでしょう。将来の仕事を今すぐ決めなくても、今の興味と学習をつなぐ方法はあります。今回は、進路に迷う中高生が自分の考えを整理するための質問を紹介します。
進路が決まっていないことを、遅れと考えない
知っている仕事や学問の種類は、人によって違います。選択肢をまだ十分に知らないうちから、一つに決める必要はありません。興味を持ったことを調べ、授業や学校行事を通じて、自分が何を面白いと感じるかを少しずつ集めていきましょう。
今の自分に、三つの質問をする
- 時間を忘れて調べたり、話したりすることは何か。
- 授業で「なぜだろう」と思ったことは何か。
- 困っている人を見て、自分にもできそうだと思ったことは何か。
答えは立派でなくて構いません。「動画の音の作り方が気になる」「旅行先の言葉を理解したい」「弟に計算を教えるのが好き」も出発点になります。一週間、気になったことを短くメモしてみてください。
興味と、今日の教科を一つだけつなぐ
例えば海外の情報を知りたいなら、英語の文章を短く読んでみます。ものづくりに関心があるなら、数学や理科で学ぶ仕組みを身の回りの道具と結びつけて考えます。すべての教科にすぐ用途を見つける必要はありません。まず一つ、授業の内容から自分の疑問へつながる場所を探しましょう。
得意でなくても、関心があれば質問しやすくなります。一方、苦手な教科にも進路の選択肢を支える役割があります。必要な科目は志望先の公表資料で確かめ、先生と相談しながら学習の順番を決めてください。
名言よりも、自分の言葉を一行残す
励まされる言葉に出会うのはよいきっかけです。ただ、その言葉を覚えるだけでなく、「自分は何を試すか」まで考えてみましょう。今日は一つ質問する、気になる学部を一つ調べる、といった小さな行動に置き換えます。
一週間の終わりには「面白かったこと」「もっと知りたいこと」「次に試すこと」を一行ずつ書きます。考えが変わっても、前の答えを間違いとして消す必要はありません。変わった理由も、自分を知る材料になります。
大人と話すときの伝え方
「将来が決まらない」とだけ伝えるより、興味のメモや気になる学校の資料を見せると、話を具体的に進められます。保護者の方は、すぐに向いている職業を決めるより、何に興味を持ったかを聞いてみてください。
石井進学塾は、松阪市・明和町の中高生と保護者の皆さまに向けて学習情報を発信しています。目標と日々の勉強がつながらないと感じたら、現状を整理して個別相談をご利用ください。