受験期の体調管理は、根性ではなく設計で決まる

直前期に体調を崩す受験生は、毎年一定数います。運が悪かったように見えますが、多くの場合、数週間前からの積み重ねが表に出ているだけです。

この記事では、削ってはいけないもの、整えておくとよいこと、そして家族を含めた備えを整理します。

結論:睡眠を削って勉強時間を作らない

直前期にいちばん多い失敗が、睡眠を削ることです。気持ちは分かります。時間が足りないと感じるからです。

ただ、睡眠を削ると翌日の集中が落ち、同じ内容を理解するのに余計な時間がかかります。削った1時間を取り戻すために、翌日2時間を失うという形になりやすいのです。

加えて、覚えたことが定着するのは眠っているあいだです。詰め込んだ直後に寝ないでいると、詰め込んだ分の多くが残りません。

削ってよいもの、いけないもの

削ってよい 削ってはいけない
動画・SNSの時間 睡眠時間
手を広げすぎた教材 朝食
移動中の空白時間(活用できる) 入浴(体温と睡眠の質に効く)
他人の情報を追う時間 短い休憩

朝に頭が働く状態を作る

入試は朝から始まります。ところが受験生の多くは、いちばん頭が働く時間帯を夜に設定したまま直前期を迎えます。

やること

  • 就寝時刻を1週間ごとに30分ずつ前倒しする
  • 起床後1時間以内に、軽い勉強を1つ入れる(暗記の確認など)
  • 朝食を必ずとる。抜くと午前の集中が明確に落ちます

直前に一気に戻すのではなく、年内から少しずつ動かしてください。体は急に切り替わりません。

集中が続く食べ方

食事は、量よりタイミングと内容です。

  • 朝食を抜かない — 午前の試験に直結します
  • 昼食を食べすぎない — 眠くなり、午後がまるごと落ちます
  • 糖分の多い間食に頼らない — 一時的に上がった後、その反動で集中が落ちます
  • 水分をとる — 冬は乾燥していて、意識しないと不足します

感染症対策は、家族全体で

受験生本人だけが気をつけても、家庭内に持ち込まれれば同じことです。この時期は家族全体の課題として扱ってください。

  • 帰宅後の手洗いを家族全員の習慣にする
  • 家族の予防接種を検討する(時期は医療機関にご相談ください)
  • 体調を崩した家族がいたら、部屋と食事の時間を分ける
  • 加湿を保つ。乾燥は喉に負担をかけます

なお、予防接種や薬の判断については、必ず医療機関にご相談ください。ここでお伝えできるのは生活面の工夫までです。

それでも体調を崩したら

崩したときにいちばんよくないのが、無理に勉強を続けることです。回復が遅れ、結果として失う日数が増えます。

数日休んで治すほうが、体調不良のまま2週間続けるより進みます。この判断ができるかどうかで、1月以降の走り方が変わります。

復帰するときは、いきなり元の量に戻さないでください。半分程度から戻すほうが、再発しにくくなります。

保護者の方へ

体調管理は、受験生本人より保護者のほうが手を打てる領域です。

食事の時刻を安定させる。部屋の湿度を保つ。夜遅くまで明かりがついていたら、声をかける前に「そろそろ寝ようか」と伝える。勉強の中身には踏み込めなくても、体調の面では確実に支えられます。

そして、本人が休むと決めた日は、休ませてあげてください。休めることも力のうちです。

よくある質問

受験生の睡眠時間はどのくらい必要ですか。

一般に中高生は7〜8時間程度が目安とされます。削ると翌日の集中と記憶の定着が落ちるため、勉強時間を確保するために睡眠を削るのは、多くの場合で逆効果になります。

夜遅くまで勉強したほうが量は増えませんか。

短期的には増えますが、翌日の効率が落ちるため合計では減ることが多くなります。同じ2時間なら、深夜より翌朝のほうが定着します。

試験当日に体調を崩さないために、いつから気をつければよいですか。

直前だけ気をつけても間に合いません。年内から生活リズムを整え、家族を含めて感染症対策を習慣にしておくほうが確実です。

食事で気をつけることはありますか。

朝食を抜かないことが最優先です。試験は午前から始まるため、朝に頭が働く状態を作っておく必要があります。また、糖分の多い間食に頼ると集中が上下しやすくなります。

体調を崩してしまったら、勉強はどうすべきですか。

無理に続けず、まず治すことを優先してください。数日休んで回復するほうが、体調不良のまま2週間続けるより結果的に進みます。

まとめ

  • 睡眠を削って勉強時間を作らない。翌日に倍を失う
  • 就寝時刻を1週間30分ずつ前倒しし、朝に頭が働く状態にする
  • 朝食は抜かない。昼食は食べすぎない
  • 感染症対策は本人だけでなく家族全体で
  • 崩したら無理に続けず、まず治す

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僕は高校に入ってからのテストではあまり良い結果が出せず、伸び悩んでいましたが、3年生になってからの塾での学習計画にはとても助けられました。 その中で僕が大切にしていたのは、目標と手段を明確にすることです。

具体的に言うと、高校に入ってからの勉強は与えられた課題をこなすだけで、何のために、何をしているのか、分からない状態でした。

しかし、3年になってからは学習計画をこなしていく中で「○○がしたいからこの大学に△△を勉強する」という風にしっかりと理論立ててできたように思います。

また、自習室が使えたこともとても助かりました。

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M君 松阪高校卒  三重大学教育学部合格

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これが、私が合格できた要因の一つだと思います。 他の先生方は積極的に質問がないかを聞きに来てくれて、分からない問題を質問しやすい環境がありました。
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共通テストが終わってからも、すぐに切り替えて二次の対策の戦略を立てて下さり、短期間ですが効率よく勉強できました。
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