試験が終わってから合格発表までの数日は、受験期間の中でもとくに落ち着かない時間です。やることがないのに、頭は休まらない。
この記事では、この期間をどう扱うかを整理します。過ごし方に正解はありませんが、避けたほうがよいことははっきりしています。
結論:まだ試験が残っているなら、終わった試験の話をしない
いちばん多い失敗がこれです。試験が終わった直後に、友人と手応えを話し合う。できなかった問題が出てきて、その動揺を次の試験に持ち込む。
終わった試験の点数は、もう変わりません。一方、次の試験の点数はまだ変えられます。時間と気持ちは、変えられるほうに使ってください。
自己採点をするかどうか
| 状況 | 自己採点 | 理由 |
|---|---|---|
| 次の試験が残っている | 後回しでよい | 結果を知っても次の点数は変わらない。動揺だけが残る |
| すべて終わっている | してよい | 次の手続きの判断材料になる |
| 手続きの締め切りが迫っている | 必要 | 併願先の手続き判断に必要な場合がある |
なお、自己採点の必要性や手続きの締め切りは学校によって異なります。必ず要項と学校の指示でご確認ください。
この期間にやるとよいこと
次の試験がある場合
- 次の学校の過去問を1年分、軽く通す(形式の確認)
- 基礎の確認を短時間だけ続ける
- 生活リズムを崩さない。起きる時刻を変えない
すべて終わっている場合
- 休んでよい。ただし昼夜逆転はさせない
- 体を動かす。外に出る時間を作る
- 合格した場合に必要な手続きを、先に調べておく
後者は意外と大事です。結果が出てから慌てて調べると、期限の短い手続きに追われます。
頭が休まらないときは
結果が気になって何も手につかない。これは自然な反応です。集中しようとしても難しいので、頭を使わない時間を意識的に作ってください。
- 散歩する、体を動かす
- 家の用事を手伝う
- 受験と関係のない本や映像に触れる
考えても結果は変わりません。変わらないことに時間を使い続けると、疲れだけが溜まります。
発表の日
発表をどう見るかは、本人の希望を優先してください。ひとりで見たい子もいれば、そばにいてほしい子もいます。事前に確認しておくと、当日の負担が減ります。
また、発表後にすぐ必要になる手続きがある場合があります。期限と必要書類を、発表前に確認しておくと、どちらの結果でも慌てずに済みます。
保護者の方へ
この数日は、保護者のほうが落ち着かないこともあります。ただ、その様子は本人に伝わります。
「どうだった?」を繰り返し聞かないでください。本人はすでに何度も考えています。聞かれるたびに、その考えを再生することになります。
できるのは、普段どおりの生活を保つことです。食事の時刻を守り、いつもの会話をする。それが、この期間にいちばん効く支えです。
よくある質問
自己採点はしたほうがよいですか。
次の試験が控えているかどうかで変わります。まだ受験が残っているなら、そちらの対策を優先し、自己採点は後回しにするほうが有効です。すべて終わっているなら、次の手続きの判断材料として行う意味があります。
発表までの数日、勉強は続けるべきですか。
次の試験があるなら続けてください。すべて終わっているなら、休んで構いません。ただし生活リズムだけは崩さないほうが、その後の切り替えが楽になります。
結果が気になって何も手につきません。
自然な反応です。無理に集中しようとせず、体を動かす、外に出るなど、頭を使わない時間を作ってください。考えても結果は変わりません。
まだ次の試験がある場合、どう切り替えればよいですか。
終わった試験の話をしないことです。周囲と手応えを話し合うと、次の試験に影響します。次の学校の過去問を軽く通すなど、前を向く作業に時間を使ってください。
発表はひとりで見たほうがよいですか。
本人の希望を優先してください。ひとりで見たい子もいれば、そばにいてほしい子もいます。事前に確認しておくと、当日の負担が減ります。
まとめ
- 次の試験が残っているなら、終わった試験の話をしない
- 自己採点は、残りの受験があるかどうかで判断する
- 生活リズムだけは崩さない。昼夜逆転させない
- 手続きの期限と必要書類を、発表前に調べておく
- 「どうだった?」を繰り返し聞かない
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