夏休みが終わりに近づくと、多くの生徒は「終わった」という気持ちになります。ただ、夏にやったことが成果になるのは2学期です。ここでの接続がうまくいかないと、せっかくの40日が表に出ません。
この記事では、8月末にやっておく3つのことを整理します。
この記事の内容
結論:夏は終わりではなく、2学期の準備期間だった
夏に入れ直した内容は、まだ「入れた」だけの状態です。それを使える形に変えるのが2学期です。
だから8月末にやるべきなのは、新しい勉強ではなく、2学期に力を出せる状態を作ることです。
1. 生活リズムを戻す
いちばん重要です。始業式の1週間前から始めてください。
- 寝る時刻を毎日15分ずつ早める — 1週間で1時間半ほど戻せます
- 朝食を毎日同じ時刻に — 起きる時刻が安定します
- 午前に勉強を入れる — 学校の時間帯に頭を慣らす
前日に一気に戻そうとしても体は切り替わりません。2学期の最初の1週間を眠いまま過ごすと、その後の立ち上がりが遅れます。
2. 夏に使った教材を整理する
やったものを、そのまま散らかしておかないでください。2学期に使えるように整理します。
- 間違えた印がついた問題を、教科ごとにまとめる
- 終わった教材と、途中の教材を分ける
- 棚卸しで作ったメモ(やるべき単元3つ)を見返す
印のついた問題は、2学期の復習でそのまま使えます。探せない状態にしておくと、せっかくの記録が使われません。
3. 2学期最初のテストの範囲を確認する
多くの学校で、9月に実力テストがあります。ここで知っておいてほしいことがあります。
実力テストの範囲は広く、夏にやり直した単元が出るとは限りません。だから、夏の成果がそのまま点になるとは限りません。
この点を知らずに9月の結果を見ると、「夏は無駄だった」と判断してしまいます。それがいちばんもったいない切り方です。
夏の成果が出る時期
| 時期 | 状態 |
|---|---|
| 9月 | まだ出ない。入れ直した直後で、取り出す練習がこれから |
| 10月 | 解き直しの時間が短くなるなど、点数以外の変化が出る |
| 11月以降 | 点数として表れ始める |
入れた知識を、初見の問題で時間内に取り出せるようになるまでに時間差があります。9月の結果だけで判断しないでください。
2学期に向けて決めておくこと
8月末のうちに、2学期の型を決めておくと立ち上がりが速くなります。
- 帰宅後、何時から座るか
- 座って最初にやること
- 1日に触る科目を2つまでに絞る
夏休み中の型と、学校がある日の型は違います。始まってから考えると、最初の2週間が空白になります。
保護者の方へ
夏の終わりは、本人にとって気が重い時期です。ここで「夏は結局どうだったの」と総括を求めると、責められているように受け取られます。
できるのは、生活リズムを戻す手助けです。朝食の時刻を1週間前から通常に戻すだけで、起きる時刻が動きます。
そして9月の実力テストの結果が出たとき、点数だけで評価しないでください。夏の成果は11月以降に出ます。ここで見切ってしまうと、いちばん伸びる時期の手前で止まってしまいます。
よくある質問
2学期に向けて8月末に何をすべきですか。
生活リズムを戻すこと、夏に使った教材を整理すること、2学期最初のテストの範囲を確認することの3つです。夏の成果は、この接続がうまくいかないと表に出ません。
生活リズムはいつから戻せばよいですか。
始業式の1週間前からです。寝る時刻を毎日15分ずつ早める形が現実的です。前日に一気に戻すと、最初の1週間が眠いまま過ぎます。
2学期最初のテストが心配です。
夏にやった内容が範囲に入るとは限りません。範囲が広い実力テストであることが多いため、夏の成果がそのまま点になるとは限らない点に注意してください。
夏に使った教材はどうすればよいですか。
捨てずに残してください。間違えた印がついた問題は、2学期の復習でそのまま使えます。教科ごとにまとめておくと探しやすくなります。
夏の成果が出るのはいつ頃ですか。
11月以降が目安です。入れ直した知識が、初見の問題で取り出せるようになるまでに時間差があります。9月の結果だけで判断しないでください。
まとめ
- 夏は終わりではなく、2学期の準備期間だった
- 始業式の1週間前から、寝る時刻を15分ずつ戻す
- 間違えた印のついた問題を教科ごとに整理しておく
- 9月の実力テストは範囲が広く、夏の成果が出るとは限らない
- 夏の成果が点になるのは11月以降
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2学期の立ち上がりに不安があれば、夏に使った教材をお持ちのうえご相談ください。三重県松阪市の石井進学塾では、夏の内容を2学期にどうつなぐかをお伝えしています。