新学年が始まって最初の定期テストは、範囲が狭く、比較的点が取りやすいテストです。ところがここで思うような結果が出ないと、その影響は1年続くことがあります。
この記事では、なぜ最初のテストが効くのか、そして2週間で何をするかを整理します。
結論:ここで作られる自己認識が、1年続く
最初のテストの結果は、点数以上のものを本人に残します。「自分はこのくらいの位置だ」という認識です。
ここで低い位置に自分を置いてしまうと、そこから動くのに時間がかかります。逆に手応えを得られると、次のテストへの取り組み方が変わります。同じ努力でも、動き出しの早さが違ってきます。
加えて、評定の面でも1学期の最初の材料になります。範囲が狭いということは、それだけ準備で差がつきやすいということでもあります。
2週間の進め方
| 時期 | やること |
|---|---|
| 範囲発表の日 | 提出物を確認し、その日のうちに最初の1ページをやる |
| 2週間前 | 数学・英語のワークを1周。分からない箇所に印をつける |
| 1週間前 | 印をつけた問題の解き直し。提出物を完成させる |
| 3日前 | 暗記科目に着手。数学・英語は解き直しの2周目 |
| 前日 | 新しいことはやらない。できる問題の確認だけ |
ポイントは提出物を早く終わらせることです。直前に残っていると、テスト勉強の時間が提出物に消えます。
科目の優先順位
全科目を均等にやると、時間が足りません。順番があります。
- 先にやる:数学・英語 — 積み上げ型で、直前では戻せません
- 次にやる:理科の計算分野 — 仕組みの理解に時間がかかります
- 直前でよい:社会・理科の暗記分野 — 直前のほうが残ります
暗記科目を早くから始めても、テストまでに忘れます。逆に数学と英語を直前に詰め込んでも、間に合いません。科目ごとに適した時期が違います。
やりがちな失敗
- ワークを1周して満足する — 点になるのは2周目からです
- 提出物を直前に回す — テスト勉強の時間が消えます
- 全科目を同じ日に少しずつ — どれも進みません
- 新しい問題集を買う — 学校のワークで十分です
部活との両立
新学年は部活も本格化します。特に新中2・新高2は、時間の使い方が大きく変わる時期です。
長時間は難しいので、帰宅後30分を固定してください。長さより、毎日同じ時刻に座れるかどうかです。テスト前だけ頑張ろうとすると、その前だけ疲れて力が出ません。
学年別に気をつけること
| 学年 | 最初のテストで意識すること |
|---|---|
| 中学1年生 | 初めての定期テスト。範囲の把握と提出物の管理を覚える |
| 中学2年生 | 内容が難しくなる。数学の一次関数でつまずきやすい |
| 中学3年生 | 評定が入試に関わる。1学期から落とさない |
| 高校1年生 | 進度が中学と違う。最初のテストで実感しておく |
| 高校2・3年生 | 評定が受験方式に関わる場合がある。要項を確認しておく |
保護者の方へ
最初のテストの結果が出たあと、点数だけを見て評価しないでください。特に中学1年生と高校1年生は、テストという仕組みそのものに慣れていません。
聞くとしたら「どの科目がいちばん時間かかった?」あたりです。点数ではなく取り組み方の話になり、次の対策につながります。
そして、結果が振るわなかった場合こそ、次のテストまでの2ヶ月をどう使うかに目を向けさせてください。最初のテストで決まるのは位置ではなく、あくまで出発点です。
よくある質問
新学年最初の定期テストは、なぜ重要なのですか。
範囲が狭く点を取りやすい一方で、この結果が「自分はこのくらいの位置だ」という自己認識を作ります。ここで低い位置に自分を置くと、そこから動くのに時間がかかります。評定の面でも、1学期の最初の材料になります。
テスト対策はいつから始めればよいですか。
2週間前が目安です。ただし、提出物は範囲が発表された時点で着手してください。テスト直前に提出物が残っていると、両方が中途半端になります。
範囲が狭いので、直前でも間に合いますか。
間に合う場合もありますが、直前で詰め込んだ内容は次のテストまでに抜けます。積み上げ型の科目では、その抜けが後で効いてきます。
どの科目から手をつけるべきですか。
積み上げ型の数学と英語を先に固めてください。暗記中心の科目は直前でも間に合いますが、この2科目は直前では戻せません。
部活が始まって時間が取れません。
新学年は部活も本格化する時期です。長時間は難しいので、帰宅後30分を固定してください。長さより、毎日同じ時刻に座れるかどうかです。
まとめ
- 最初のテストは範囲が狭く、準備で差がつきやすい
- ここで作られる自己認識が1年続く
- 提出物は範囲発表の日に着手。直前に残さない
- 数学・英語を先に、暗記科目は直前に
- ワークは1周では点にならない。2周目から
最初のテストに向けて何から手をつけるか迷われたら、範囲表をお持ちのうえご相談ください。三重県松阪市の石井進学塾では、科目ごとの優先順位を具体的にお伝えしています。