2学期の三者面談は、進路の話が具体的になる場です。ただ、時間は限られています。準備なしで臨むと、その場で初めて志望校の話をして終わってしまうことが少なくありません。
この記事では、面談の前に家庭で整理しておくこと、先生に聞くとよいこと、面談後にやることを順に整理します。
結論:面談は「話し合う場」ではなく「確認する場」
限られた時間で、家庭の方針をゼロから決めることはできません。面談で本当に価値があるのは、家庭では手に入らない情報を受け取ることです。
学校での様子、内申の見立て、過去の受験者と比べた位置。これらは学校にしかない情報です。だからこそ、家庭で決められることは面談の前に済ませておくほうが、時間を有効に使えます。
家庭で先に整理しておく3つ
1. 志望校の優先順位
第一志望が固まっていなくても構いません。いま気になっている学校を3つ挙げ、順番をつけておくだけで、面談の密度が変わります。学校名が出ていれば、先生も具体的に答えられます。
2. いま不安に思っていること
成績なのか、生活なのか、本人の気持ちなのか。不安の中身を言葉にしておくと、聞くべきことが決まります。「なんとなく心配」のままでは、面談で何を聞けばよいか分かりません。
3. 本人と保護者で、認識がずれていないか
ここが最も大事です。本人が考えている志望校と、保護者が想定している志望校が違うまま面談に臨むと、その場で食い違いが表面化します。面談の前に一度、短くてよいので突き合わせてください。
先生に聞くとよいこと
| 聞き方 | 得られるもの |
|---|---|
| 「合格の可能性はどうですか」 | 見込みだけ。行動は決まらない |
| 「いま何がどれだけ足りませんか」 | 具体的な不足。次の行動が決まる |
| 「内申はどう見られていますか」 | 当日の点でどれだけ補う必要があるかが分かる |
| 「併願はどう考えるとよいですか」 | 安全策の組み方が具体化する |
| 「学校での様子はどうですか」 | 家庭からは見えない情報が入る |
ポイントは、可能性を聞くのではなく、不足を聞くことです。可能性は数字が返ってくるだけですが、不足を聞けば行動が決まります。
本人の前で言いにくいことがある場合
三者面談は本人が同席する場です。ここで本人抜きに話が進むと、その後の家庭での話し合いが難しくなります。
どうしても本人に聞かせたくない話がある場合は、別の機会に相談の時間をいただくほうが結果的にうまくいきます。面談の場で本人を置いていく形にしないでください。
面談のあとにやること
- その日のうちに、聞いた内容をメモにまとめる
- 数字(内申・必要点・倍率など)は正確に書き残す
- 本人と共有し、次の1ヶ月で何をするかを決める
- 次の面談までに確認したいことをメモしておく
時間が経つと、印象だけが残って具体的な数字が抜け落ちます。「厳しいと言われた」という記憶だけが残り、何がどれだけ足りないのかが分からなくなるのが、いちばんもったいない形です。
よくある質問
三者面談の前に、家庭で何を準備すればよいですか。
志望校の優先順位、いま不安に思っていること、家庭で聞きたいことの3つを、事前に本人と共有しておいてください。面談の場で初めて話し合うと、時間の大半がそこで終わります。
先生には何を聞けばよいですか。
合否の見込みだけでなく、いま何がどれだけ足りないのか、内申はどう見られているのか、併願先の考え方をどう見ているか、を具体的に聞くと持ち帰れる情報が増えます。
子どもの前で言いにくいことがあります。
面談は本人が同席する場です。本人の前で言えないことは、別の機会に相談するほうが結果的にうまくいきます。本人が置いていかれる形にすると、その後の話し合いが難しくなります。
面談で志望校を下げるよう言われました。
その場で結論を出す必要はありません。何を根拠にそう見立てているのかを聞き、材料を持ち帰ってから家庭で話し合ってください。判断材料が増えること自体は前進です。
面談のあとは何をすればよいですか。
聞いた内容を、その日のうちにメモにまとめてください。時間が経つと印象だけが残り、具体的な数字や条件が抜け落ちます。本人と共有できる形にしておくと、次の行動が決まります。
まとめ
- 面談は話し合う場ではなく、家庭にない情報を受け取る場
- 志望校の順位・不安の中身・本人との認識合わせを事前に済ませる
- 「可能性」ではなく「何がどれだけ足りないか」を聞く
- 本人の前で言えないことは、別の機会に相談する
- 面談後はその日のうちに数字を書き残す
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